ウィンズスコアSP <吹奏楽復刻シリーズ>特集
コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディ
Rhapsody for Concert Band and Jazz Ensemble商品番号: | WSR-17-001 | 演奏時間: | 9分00秒 |
Comp. & Arr. by Patrick Williams | Scored by Sammy Nestico |
この作品は、1975年にアメリカ空軍軍楽隊(ワシントンD.C.)と、その指揮者であるゲイブリエル大佐からの委嘱により捧げられた。
編成は、ハープを含む45〜50人編成のコンサートバンドと17人編成のジャズアンサンブルの二つのバンドが一つのステージ上で協演する形をとっている。
音楽構成がイントロ、スウィング、アフロそしてコーダと大きく四つの部分からなるが、単一楽章として途切れることなく続けて演奏される。
現代吹奏楽の題材として「ジャズ」が取り上げられること自体、まさにアメリカ的と言えよう。
作曲者のパトリック・ウィリアムズは、エミー賞ならびにグラミー賞を何度も受賞するなどアメリカを代表するポピュラー音楽界の作曲家である。
そして、カウントベイシーオーケストラのアレンジャーとして有名なサミー・ネスティコにより吹奏楽編成用にスコアリングされた。(井上学)
◆フルスコア、パート譜のセット内容です。
吹奏楽のための式典行進曲「炎の輪」
Ceremonial March “Rings of Fire” for Band商品番号: | WSR-15-002 | 演奏時間: | 4分40秒 |
作曲: | Frank Erickson | YouTube試聴: | ![]() |
この曲は通常のマーチよりやや遅めの速度指定となっており、一般的なマーチの印象とは異なります。全パートが格調高く主題を掲示した後、曲は荘厳かつ重厚な響きを持って進んでいき、最後はrit.により劇的なクライマックスを迎えます。ゆったりと落ち着いた中にも華やかさがあり演奏会や式典等のオープニングにもってこいの作品です。
◆フルスコア、パート譜、参考音源CDのセット内容です。
交響曲第1番 第1,2楽章
Symphony No.1 for Band 1st and 2nd movements商品番号: | WSR-13-001 | 演奏時間: | 約13分 |
作曲: | Robert Jager | YouTube試聴: | ![]() |
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交響曲第1番 第3,4楽章
Symphony No.1 for Band 3rd and 4th movements商品番号: | WSR-13-002 | 演奏時間: | 約11分 |
作曲: | Robert Jager | YouTube試聴: | ![]() |
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ロバート・E.ジェイガー(1939〜)はニューヨーク州ビンガムトン生まれ。ミシガン大学を卒業後、アメリカ海軍音楽学校の作編曲スタッフとして4年間従事。さらにテネシー工業大学で30年間教職につき、現在は名誉教授を務めている。これまでに吹奏楽やオーケストラ、合唱、器楽合奏曲など150曲以上を出版。アメリカで優れた吹奏楽作曲家に贈られるオストウォルド賞を唯一3度受賞した他、2度のロス賞、アメリカスクールバンド協会の「ヴォルクウェイン賞」等、これまでに数々の賞を受賞している。『交響曲第一番』は1963年、海軍在籍時代に書かれた。4つの楽章からなる吹奏楽のための交響曲で、翌年のオストウォルド賞を受賞。冒頭に提示される4つの音からなる動機が形を変えて何度もあらわれ、楽曲全体を支配している。若さあふれるジェイガーの挑戦意欲みなぎる力作。
- 第1楽章:アンダンテ・エスプレッシーヴォ〜アレグロ〜アンダンテ
I. Andante espressivo - Allegro - Andante - 第2楽章:アラ・マルチア
II. Alla Marcia - 第3楽章:ラルゴ・エスプレッシーヴォ
III. Largo espressivo - 第4楽章:アレグロ・コン・フォーコ〜アンダンテ〜アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
IV. Allegro con fouco - Andante - Allegro molto vivace
ヒロイック・サガ
Heroic Saga商品番号: | WSR-13-003 | 演奏時間: | 約8分 |
作曲: | Robert Jager | YouTube試聴: | ![]() |
ロバート・E.ジェイガー(1939〜)が近畿大学吹奏楽部の委嘱を受けて作曲、アルフレッド・ミュージック社から出版された。初演は1984年11月19日、フレデリック・フェネルの指揮で近畿大学吹奏楽部によって演奏されている。ジェイガーはシャープで知的な近代的サウンドから、感情に訴えかける豊潤な古典的サウンドまで幅広く書き分ける器用さを持っているが、この『ヒロイック・サガ(英雄叙事詩)』は、その表題にふさわしい劇的な作風で、後者を代表的する作品といっていいだろう。
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序曲「バラの謝肉祭」
Carnival of Roses Overture商品番号: | WSR-13-004 | 演奏時間: | 約7分 |
作曲: | Joseph Olivadoti | YouTube試聴: | ![]() |
ジョセフ・オリヴァドーティ(1893-1977)はイタリア生まれの作曲家。1911年、18歳のときアメリカに移住する。オーボエ奏者としてシカゴのミリオン・ダラー・バンド、第二次大戦中は海軍軍楽隊に所属していた。戦後はカリフォルニアに移り、ロングビーチ市音楽団に所属。スクールバンドのための多数のオリジナル作品や、音楽理論の教本等を残した。『バラの謝肉祭』は1947年に作曲された、吹奏楽のための序曲。書法面ではイタリア・ロマン派の音楽性を受け継ぎ、多様な変化を見せる構成でありながら、平易で親しみやすい内容となっている。歌曲のような甘い旋律も受け、日本でも多大な人気を博した。吹奏楽の歴史を語る上ではずせない古典的名曲のひとつ。
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