もともと吹奏楽曲として書かれた同タイトル曲を、作曲者自らがサックス4重奏に編曲されました。「ゆいま〜る」とは、「助け合う」「思いやり」などの意味を持つ沖縄の方言です。作曲者が聞いた"戦時中の沖縄県民の方々の気持ち、平和を願う気持ち"に対する想いが作品に込められています。ゆったりとした温かく優しいメロディーが魅力的です。熱のこもった中間部は見せ所。聴いていて引き込まれる、メロディックな作品をお探しの方におすすめです。 中学生〜向け
3つのラテンダンスより第1曲(Latin Dances no.1)は「チャランガ」。チャランガはキューバダンス音楽の伝統的なアンサンブルスタイルで、弦楽器、フルート、パーカッションなどで編成されます。
チャランガの華やかな雰囲気をクラリネット4本でよく表現しています。いかにもラテン音楽らしい陽気な曲です。
第2曲(Latin Dances no.2)は「メレンゲ」。メレンゲはドミニカのダンス音楽ですが、この曲はカルロス・ジョビンを思わせるボサノヴァ風の洒落た音楽です。
リズムが複雑で、独特のビート感があります。クラリネットの多彩な魅力を表現できる曲です。第3曲(Latin Dances no.3)は「ダンサ・ラティーノ」。ペルーのワルツ風の曲ですが、ヨーロッパの伝統的なワルツの香りも漂わせています。
流麗な部分とアクセントをきかせた部分との対比がおもしろく、クラリネットの持つさまざまな表情が顔を出します。クラリネットアンサンブルの濃密なサウンドを聴かせることができる作品です。中学生〜向け
クラリネットカルテットでおなじみ、パトリックヒケティックの最新作。バルカン半島の伝統的な舞曲を題材とした魅力的な作品。第1曲「ダンス・オブ・ハピネス」は8分の3拍子と、8分の4拍子が交互に入り交じり、明るく軽快な曲です。第2曲「エレガント・ダンス」はタイトルの通り優雅な舞曲。8分の5拍子から始まり、リズム変更 には、ハラハラドキドキ。それぞれのパートが交互にソロを受け継ぎます。第3曲は「クイック・ダンス」。曲の始まりからAllegro Vivoで、軽快に進みます。Bassクラリネットに書かれたバルカンのテーマが魅力的です。高校生〜向け